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【無料テンプレ有】少しの工夫で売れるプレゼンに変わる!売れないプレゼンを改善する5つの手順!

価値の伝え方・情報発信
価値の伝え方・情報発信用語・フレームワーク

 プレゼンを作りこんでいくと、自分が言いたいこと」ばかりになってしまい、気付けば聞き手・ユーザーを置き去りにしてしまっている経験はありませんか?

マーケティングに限らず、お客様(聞き手・ユーザー)は自分には関係ないと感じたら興味がなくなり、話半分になります。結果的に、商品・サービスがお客様にとって価値のあるものでも、価値が伝わらず選ばれないというザンネンな状態に陥ってしまいます。

実は少しの工夫で、売り手目線の売れないプレゼンを、お客様目線の売れるプレゼンに変える方法ががあります。考え方の流れを知っていれば、誰でも実践できるので、この機会に是非覚えて帰ってください。

記事の最後には無料でテンプレもダウンロードできます。

こんな人にオススメ
  • 売れるプレゼンを手軽に作りたい方
  • 自己流でプレゼンを作っていて自信がない方
  • プレゼンに限らずお客様目線で伝える方法に興味ある方

5つの内容をザクっと考えるだけ

5年前から縁あって、『プレゼン練習交流会』という会を主催しています。

自分でプレゼンするのも然り、色々な方の色々なプレゼンを聴くのも然り・・・共感できるプレゼン、軸のあるプレゼンなど、勘所というか、どんな要素を考えれば伝わりやすいのか体系化した結果、このフレームワークを考案するに至りました。

フレームワークとは、考える手順・枠組みのことです。難しいフレームワークは世の中たくさんありますが、今回ご紹介するのは中学生でも余裕で使えるレベルです。

全体像はこんな感じで、この順番も結構大事です。

マーケティング<相手に刺さるプレゼン>

ここからは、5つの手順を順番に解説していきます。

①目的:プレゼンの目的・役割。何を伝えれられればゴール?

プレゼンはよく、「自分の言いたいコトじゃなく、相手の聴きたいコトを伝えなさい」と言われます。

でも、自分の目的を見失ったら、そもそもプレゼンする意味がなくなるので、まず最初にプレゼンの目的(ゴール)を明確にしましょう。

要は、「何のためにプレゼンをするのか、このプレゼンの役割はなにか」 …ということです。この目的を曖昧、もしくは無いまま、漠然とプレゼンに臨んでいる人がいるので、注意が必要です。

目的なくして、戦略なしです。

②相手:ターゲットとなる聴き手は誰か?

マーケティング<ターゲットを見誤るなよ?>

2つ目は、プレゼンをする相手…つまりターゲットですね。

「自分の目的を達成するためには、誰に伝われば良いか」ということです。ターゲットじゃない聴き手には刺さってもあまり意味がないので、「こんな人にだけ分かってもらえれば良い」と割り切るということです。

よくあるのが、聴き手全員に対して分かりやすく素晴らしいプレゼンをしようとすることです。聴き手全員が同じレベルで、同じ課題を抱えているなら良いですが、そうじゃない場合は諦めてください。

その理由は後から解説する③にあります。

もうストレートに、「今日は○○な人に特に役立つお話をさせていただきます。該当しない方は少々退屈だったらごめんなさい」と冒頭に言ってしまってよいと思ってます。てか、僕言ってます。

③課題:ターゲットが”自分事”として、困っている課題はなにか?

さっきのターゲットを決める理由が3つ目にあります。

3つ目はそのターゲットのニーズ・関心・困り事といった「②相手が”自分事”として困っている課題はなにか?」ということを考えます。

人によって、価値観や困っていること、望む解決手段が違うので、同じ話をしても興味ある人もいれば、早く終わんないかなぁって思う人もいます。

例えば、「売上を上げたい」という同じような悩みでも、集客で悩んでいるのか、単価アップで悩んでいるのか、リピート率で悩んでいるのかで、話す内容が全然違いますよね?

つまり、自分事になる課題が違うということです。

④価値:ターゲットの課題解決のために提供できる価値は何か?

4つ目です。
ここまで分かったら、「②相手の”自分事”である③課題を解決できる自分の引き出しは何か?」ということを考えます。

引き出しとは、自分が提案できるコンテンツやアイテムで、その痛み・課題を解決してあげる方法のことです。つまり、あなたがお客様に提供できる価値です。それを、そのターゲットの言葉で考えましょう。

その際には、「こんなことが出来て、その結果こうなります」というように「こうなります」の部分(成果)までちゃんと伝えるようにしましょう。

お客様はサービスが欲しいのではなくて成果がほしいので、具体的にどう変わるのかをお伝えしましょうね。出来るだけ具体的に臨場感が伝わるように。

⑤ 主題:目的達成のために、全体を通して何を伝えるか?

お疲れ様でした。
ここまで整理できたら、後はそれを一本のテーマとして軸をつくるだけです。

つまり、「あなたの目的を達成するために、どの聴き手の、どんな痛みに対して、解決できる方法と成果を伝えるか」ということが主軸になるようなメインテーマを据えるということです。

一応、お伝えしておきますが、タイトルではありませんからね。
話の根幹の部分です。

ドラゴンボールでいうなら、「孫悟空がドラゴンボールをめぐって繰り広げるバトル漫画」・・・みたいなやつです。そのメインテーマが出来て初めて、起承転結やらPLEPといった話の展開・構成の話です。

・・・というか、ここまで出来てたら、わざわざ、そんなことを考えなくても、まぁまぁ伝わると思ってます。

この記事のまとめ

いかがでしたか?

プレゼンと言えば、「起承転結だ~!とかPLEPだ~」・・・とか「構成・伝える順番」の話は色々あります。

でも、コレはそれ以前の話です。
コレが決まってないまま、構成を並べ替えても、意味ありません。そういうのを考える前に、そもそも、「誰に、何を伝えるのか」を考えましょうって話でした。

 

最後に、コレがまとめです。

マーケティング<相手に刺さるプレゼンの作り方とは?>

コレと言って特殊な考え方ではありません。

少し慣れている方なら、誰でも考えていることでしょう。でも、ほとんどの人がコレを頭の中で考えてしまっています。考えに曖昧さがなくクリアになっているかどうかは一度紙に書き出してみないと、なかなか分かりません。

だから、僕は皆さんに、3分でも5分でも良いので、一度書き出してみることをオススメしています。見てきた通り、シンプルなので、最初にコレを5分考えておくだけでも、各段にプレゼンが伝わりやすくなりますし、資料作成の時間も短くなりますよ!

Qちゃん
Qちゃん

慣れるまでは少し難しいかもしれませんが、ザックリで良いです。どこが曖昧か気付くのが大事です。この5つの手順で紙に書きだして、誰かと相談しながら考えるのも有効ですよ!PDFのテンプレ-トを貼っておくので、良かったら印刷して、是非お試しください。

※パソコンからダウンロードしてください。

 

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