「マーケティング」とか「戦略」って言葉を聞くと反射的に
ヤダ!!難しそうっ!!(>_<)
・・・と、心のバリケードを瞬く間に構築される方は少なくありません。
分かります。
よう分からん横文字、アルファベットの羅列、ロジカル思考がどうだのこうだの・・・。
そう、たとえば・・・
STP、4P・マーケティングミックス、SWOT、5Forces、SEO、USP、ファネル、ペルソナ、ポジショニング、カスタマージャーニー、ブランディング、バリュープロポジション …等々
いやー、ほんと取っつきにくいですよねー。
もう、うんざり!って人も多いと思います。せめて、あの英語の略語やめてほしいですよねー。まじで。
ということで、今日は
- 必要な気もするけど、難しそうやしなぁ!
- んなん、ホンマに効果あるんかいな?
- そもそも、マーケティングってなーに?
・・・みたいに思っている超初心の方向けに、なぜ今の時代だからこそ、マーケティングが必要なのか?という唯一とも言える理由をお伝えします。
難しい話・用語は一切抜きにして、小学生のうちの子に伝えるつもりで書いていこうと思います。
がんばって最後まで読んだら・・・
- 今の時代だからこそマーケティングが必要な理由が分かる
- マーケティングを行うメリットがよく分かる
- 売れない原因と対策方法がめっちゃ分かる
みたいなメリットがあるので、良かったら最後までお付き合いください。
マーケティングが必要な唯一の理由
結論。
売れないからです。
最後までありがとうございました。
では、さようなら。
で、終わっちゃうほど強気には生きられないので理由をせっせと書いていきます。
売れない時代になった理由は?
ご存知の通り、今は「売れない時代」と言われています。商品・サービスを作ったり、仕入れても、すんなり自然にサクサク売れていく!なんてことがないからです
じゃあなんで、売れないのか?
この辺に、マーケティングの考え方がどう役立つのか?大きなヒントが隠れています。
売れない時代の、大きな理由の1つは「お客様の選択肢」がメッチャ増えたからです。(必要なものは全部持っているからという理由もあります)
どれくらい選択肢が増えたか、「八百屋さん」を例に考えてみましょう。
お客様の選択肢(八百屋さんの例)

一昔前は野菜を買うには、近所の「八百屋さん」に行くのが当たり前でした。
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そーこーしているうちに、「スーパー」や「ディスカウントストア」で安く、品揃えも良く買うことができるようになりました。
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さらに、「コンビニ」や「ドラックストア」でも手軽に買えるようになってきたし 「道の駅」でも、地場の新鮮な野菜が安く買えちゃいます。
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え、・・・なになに!?
近頃じゃ、「Amazon」でも買えるの? じゃあ、持って帰るの重いし、買いに行く時間もないから、Amazonでいいじゃん。(もちろん人によります)
・・・っていう、業種や業界、国や地域を超えてみんなが競争しているトンデモナイ時代です。お客さんの選択肢が増えるということは、僕たち売り手にとってはライバル(競合)が増えると言うことです。
時代・業種を問わず強制適用されるマーケティングのルールの1つに、お客様は、より自分にとって都合の良い選択肢を常に選ぶ!というものがあります。
大企業のように資本力やブランド力のあるところが選ばれやすくなるのは、必然という訳です。

難しい話持ち出さなくても、自分がお客さんの立場なら、同じものを買うなら安く買いたいし、同じものを同じ価格で買うなら信頼できるところ・間違いがないところ・快適に買えるところを選ぶ!という、ただそれだけの話です。
THE 八百屋でも売れる店
八百屋さんの例で続けます。
前述のように、買う人の「選択肢」が増えたということは、売る人の「競合=競争相手」が増えたということです。
自分の都合に合わせて、より便利に、買いやすいところで買えるなら、その方が良いですよね?だから、八百屋さんも、昔と同じように野菜を並べているだけでは、買ってもらいにくくなったのです。
そして、これは八百屋さんに限った話ではなく、あらゆる業界で起こっていることです。実際、どの商品・サービスを見回しても、昔よりも選択肢は格段に増えているのではないでしょうか?
でも、そんなお野菜戦国時代にあっても、「The 八百屋」として繁盛しているお店も、やっぱりあります。皆さんの周りにもありませんか?
特定のお客様が買う理由をつくる
その繁盛しているお店と、そうでもないお店の「差」は何か?
それは、ズバリ!
お客様がそのお店で買う理由があるかどうかの「差」です。
- 品揃えがいい!
- 品質がいい!
- 接客がいい!
- 味見できる!
- 配達してくれる!
- カットしてくれてる!
- おかずごとの野菜がセットになってる!
・・・何でもいいんです。
そういった、『特定の買う理由』を作って、それを喜んでくれる『特定のお客様』に売って、『特定の満足・嬉しさ』を与えることができてるから、繁盛しているのです。
特定の買う理由=コンセプト
その『特定』のことを、僕はコンセプトと呼んでいます。
で、そのコンセプトの考え方、コンセプトを具現化するやり方を大きくとらえてマーケティング理論と言います。
このコンセプトがあるかないかで、すべて決まります。これが出来ている八百屋さんだから、大きなお店や他の数ある選択肢に負けずに戦えるわけです。
その辺のお話は、弱者の戦略!個人・中小企業が市場強者と戦わずに勝つ方法を図解解説という記事で解説しているので、気になる方はレッツゴー(*’▽’)
圧倒的にメリットばっかり!
続けます。
では、そのコンセプトがあると、具体的にどんな効果・メリット、嬉しさがあるのでしょうか? いろいろありますが、いくつか列挙してみましょう。
- 専門性のイメージが強くなり、覚えられやすくなる
- それが欲しくなった時、最初に思い浮かべてもらえる
- コンセプトに共感する「良いお客様」が自然と集まる
- 逆に、自分とは合わないお客様が減り、クレームが減る
- 良いお客様ばかり集まることで「良い口コミ」が増える
- 「価格の安さ」ではなく「価値の高さ」で選んでもらえる
- やるべきことが明確になり、正しい優先順位がつけられる
- やらないことが明確になり、時間とお金を有効活用できる
- 社内外のベクトルが一致することで、相乗効果が生まれる
- 想いに行動が伴う、本当のブランディングが自然とできる
・・・などなど!
色々、列挙しましたが、要するに特定のお客さんにメッチャ喜ばれて、安定して稼げる強い商売が実現するということです。大企業だろうが中小零細・個人事業だろうが関係なく、良いことだらけです。
やったね!!
この記事のまとめ
はい。そんなこんなで、マーケティングが必要な理由について、多少は分かっていただけたでしょうか?
もうね、後半、小学生の子のことすっかり忘れてましたが、大人の皆さんには十分理解できる内容だったと信じてますw
細かく見ていけば、細かい理由なんて幾らでもありますが、一番の理由は間違いなく「売れないから」です。マーケティングなんて、まどろっこしいことしなくてもバカスカ売れて笑いが止まらないなら、誰もマーケティングなんてしません。
もう一度、ざっくりまとめると、こういうことです。
冒頭で書いた通り、マーケティングって言葉がムダに横文字だったり、解釈が曖昧だったり、取っつきにくいです。実践してみようとすると、もっとややこしい言葉や関係性が出てきます。
小難しい理論や分析、言葉に挫折した人も実際多いと思います。色んな専門家や学者・著者が言ってるように、ワカラナイ言葉で無闇にムズカシクする必要は全くないと僕は思ってます。(高度な理論は仕方ないにしても、基礎的な考え方はシンプルでいいじゃん派)
小難しい理論や分析、言葉が苦手な人にもやっぱりマーケティングは必要です。
だって、そういう時代だから。そんな人のために長い間研究して考案した(多分)日本一シンプルな戦略理論が久野式・戦略5原則という戦略ツールです。
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なんか良くあるセールス系の記事チックになっちゃいましたが、普通に無料公開してるやつなんで、別になんか売り込んだりしないので安心してください(笑) じゃ、今回はさよなら!