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売上に繋がるホームページ制作の外注・依頼先!4つの選択肢を徹底解説!

価値の伝え方・情報発信
価値の伝え方・情報発信
  • ホームページを作りたいけど、誰に依頼したらいいのか?
  • 依頼する人によって、集客や売上はどう変わってくるの?
  • どんなポイントを見て、どんな人に依頼すれば良いの?

と、悩んでいませんか?

業種業態を問わず、起業したら先ずホームページ作る!
って方は増えてきました。しかしながら、Webやそっちの業界の知識がないと、誰に頼めば良いか「違い」がよく分かりませんよね。

高い制作料や維持費を払った割に求めていたページと違う・・・。まったくホームページからお問い合わせが来ない・・・。みたいなカナシイ経験をしてしまった方を多くみてきました。

そんな訳で今日は、小さな会社のマーケティング活動の全体設計を専門として、自分でも制作事業を行っている筆者が「ホームページを作るなら誰に頼むか?」ということについて、掘り下げて一緒に考えていきたいと思います。

大きく分けると4つの選択肢がある

雑ですが、起業したばかりの人が依頼する際の選択肢をカテゴライズすると、大きく4つあります。

それぞれの特徴、どんな人にオススメか、料金の目安などをご紹介していきます。言うまでもなく、起業は起業でも、「ホームページ制作で起業しました!」って人は趣旨的に除外しているので、そのつもりで。

マーケティング<ホームページ制作の4つの選択肢比較①>

4つ目の「頼まない」というのは、「依頼先ちゃうやんけ」ってツッコミが入って然るべきですが、今は気にせんでください。

で、今回は1~4のそれぞれの依頼先について・・・

  • A:全体的な特徴(マーケティングの観点・デザインの観点)
  • B:どんな人にオススメか(業種・目的別)
  • C:ざっくり相場観(制作費・運用費)

・・・という3つの点を、考察してみたいと思います。

ちなみに、完全に僕の主観です。
あくまでも参考なので、実際にホームページ制作を誰かに依頼される際には自己責任でお願いします。

Webマーケティング屋に依頼する

A:全体的な特徴

その名の通り、Webを通したマーケティング活動が得意な方たちです。

同じWeb畑ですが、Webデザイナー屋とWebマーケティング屋では、持っているスキルの質が違います。その点がかなり重要になってきます。

Webマーケティング屋は、デザインが専門ではありません。
なのでWebデザイナー屋に比べて、ナウでヤングでキレイでカッチョ良い高いデザイン性のページを作るのは得意ではありません。

しかしながら、

  • どうすれば価値が伝わるか?
  • 誰に向けて情報発信をするか?
  • もっとページを見てもらうためにはどうするか?

・・・みたいなことを、Webツールを使ったデータ分析を駆使したマーケティング視点で考えて教えてくれる頼もしい存在です。

B:どんな人にオススメか

そんなWebマーケティング屋に依頼するのがオススメなのは、コーチ・コンサル系などの無形サービスや、売り物が複雑で、ユーザーが何を期待して良いか分からない複雑な業種の方。

また、売り物はハッキリしているけど、競合過多で明確な差別化(=選んでくれる理由)が必要な方にオススメです。

つまり、お客様に価値提案しないと売れない業種の方は、Webマーケティング屋に依頼した方がいいです。ただし、そもそも彼らにあなたの商品・サービスの価値が伝わらなければ、変な方向にホームページが走っていってしまうので、最大級の注意が必要です。

そんな人は後述する、頼まないという選択肢を参考にしてみて下さい。

C:ざっくり相場感

さて、気になるお値段です。
一概には言えませんが、僕が分類した4種類の中では一番費用面では高い場合が多いです。

なぜなら、ホームページを公開した後に、伝わってないものは伝わりやすいく、読まれてないページは読みやすく、申込が少ないならSNSや広告を絡めて申込が増えるように、ホームページの『軌道修正』を行ってくれるからです

つまり、目的に向かって戦略的に育つホームページみたいなイメージです。

ホームページのボリュームや内容によってピンキリなので、具体的な数字は何とも出しにくいですが、例えば1人起業で、ホームページにWebショッピング的な機能が不要な場合には、こんな感じかと。

  • 制作(最初に払う料金) ・・・ 20万~40万円
  • 運用(毎月、払う料金) ・・・ 5,000円~10万円

広告運用まで依頼する場合。
例えば月に10万円払うなら、そのうち20~30%は広告運用の手数料で、残りの金額を広告費にあてる方式が一般的です。

Webデザイナー屋に依頼する

A:全体的な特徴

しゃれとんしゃーなページ!
・・・つまり、オシャレでスタイリッシュでとっても今風なホームページを作ってくれるのがWEBデザイナー屋です。

反面、マーケティング戦略は得意分野ではないので、Webマーケティング屋のような効果後の『軌道修正』は期待できません。だから、そういうの期待して依頼すると確実にモメる原因にもなるので注意が必要です。

「高い金出してホームページ作ったのに、客こーへんやんけー!」…みたいな感じで。

B:どんな人にオススメか

じゃあ、そんなWebデザイナー屋に依頼するのがオススメな人はどんな人か。

それは、売り物がハッキリしている系の業種です。
例えば、ラーメン屋さんや服屋さんのように、ユーザーの期待が明確な業種です。期待というのは、ラーメンや洋服は、どんな風に自分に役立つか、お客様が既に分かっているということです。

逆にコーチ・コンサル系やあんまり聞きなれない商品・サービスは、「え、それどう役立つん?」って何を期待して良いか分からない状態にあります。

だから、商品・サービスを小キレイに並べてるだけでは売れません。価値提案が必要です。価値提案はマーケティングの領域だから、デザイナー屋さんに依頼するとミスマッチが起こるという訳です。

C:ざっくり相場感

さて、気になる相場感です。
もしも、Webマーケティング屋と同じような条件で依頼した場合、4種類の中では2番目に高い選択肢かなぁ・・・と思います。

Webマーケティング屋よりも制作に手が込んでいる場合が多いけど、運用面では一度公開してからコンサルティング料的な部分が少ないので、安くなります。

だいたい、こんな感じでしょうか。

  • 制作(最初に払う料金) ・・・ 20万~50万円
  • 運用(毎月、払う料金) ・・・ 5,000円~5万円

オリジナルデザインの功罪
Webデザイナーに依頼した場合は、テンプレートではなくオリジナルでデザインを作ってもらう場合があります。他社と被らず美しいホームページになる場合が多いのですが、オリジナルデザインの場合は途中で保守契約を打ち切ると、その後のデザインシステムの更新が途絶えてしまいます。
例えば、WordPressを利用する場合には、オリジナルデザイン(テーマ)で作ると、テーマの更新が止まることでセキュリティホールになり乗っ取られてしまう場合があります。
維持費が高くなっても長く契約する、いざというときはホームページを諦めるという見えないリスクにご注意ください。

技術的に作れる人・会社

A:全体的な特徴

そのまんまです。

例えば、ソフトウェア開発をしている会社が「ホームページも作れますよ!」って言ってつくるパターンです。HTMLもPHPも技術的に使えるので、ホームページもモチロン作れます。

特徴としては、デザイン面でもマーケティング面でも、本業ではないので、ほんと作れるだけといった感じです。

B:どんな人にオススメか

なんか、ディスってるみたいでスイマセン。
別にディスってる訳じゃなく、役割が違うと考えてください。

どんな人にオススメかと言うと、ホームページで集客は期待してないけど、建前だけでもホームページが欲しい人です。もちろん、業種業態によるんですが今の時代、ホームページがあることが最低限の信頼の担保になります。

つまり、Web上に掲載している会社案内のようなページが最低限必要という方は頼んでみても良いかもしれません。ただし、その場合はWeb集客もデザイン性も、あまり期待しないようにしてください。
変にモメる原因になります。

C:ざっくり相場感

さて、相場感ですが4種類の中では3番目くらいの価格です。
たぶん、知らんけど。

…と投げやりなのも、個人が副業がてら作っている場合には安いことが多いですが、普段システム開発をしている会社だったりする場合には、意外と高くついたりします。開発者の人件費が高いので。

システムを開発するのがどんなに上手でも、ホームページで集客したり、価値を伝えたりするスキルとは別物です。ここは前者で出しときましょう。

  • 制作(最初に払う料金) ・・・ 15万~30万円
  • 運用(毎月、払う料金) ・・・ 5,000円~3万

頼まない(自分でつくる)

A:全体的な特徴

「誰に頼むか」って話題で、「頼まない」というのもおかしな選択肢ですが、選択しやすい時代になっているので入れました。

JindoやWix、Canvaのように、自分でつくる為のサービスが結構充実しています。
最近では、質問に答えWebでオシャレなホームページが出来ちゃう「AIビルダー」という自動ホームページ作成システムも出てきてたりします。

Webマーケティングのスキルも、Webデザインのスキルも自分次第です。ただし、デザイン面では初期機能で結構助けてくれてオシャレなページを作れるものも多いです。

B:どんな人にオススメか

そんな自分でつくる・・・という選択肢がオススメなのは、Webマーケティング屋と同じ価値提案しなければ売れない業種の方です。

売り物がハッキリしていない場合、価値を伝えるのが難しく色々と試してみる必要があります。しかし、それを外注しようとすると、費用が結構かさみます。「1ページ作り直すのに〇〇円」というように別途費用がかかるためです。

そこで、自分でサクっと作ってしまって、ある程度固まってきてからWebマーケティング屋さんに依頼するというのが、オススメです。

もちろん、自分で作ったページで十分集客できているなら、そのまま使い続けて良いと思います。デメリットとしては、やっぱり時間がかかることですね。

C:ざっくり相場感

自分で作るので時間はかかるものの圧倒的に安いです。
使うサービスも結構沢山ありますが、だいたい似たような感じでこんな感じ。

ちなみに、僕は今ご覧頂いてるホームページ・ブログをWordpressというシステムを使って自分で作っています。費用としては、サーバーとドメイン代だけで、運用費が月に1,000円いくかいかないか位です。

  • 制作(最初に払う料金) ・・・ 0~1万円
  • 運用(毎月、払う料金) ・・・ 0~1,000円

この記事のまとめ

いかがでしょうか?
それでは、ここまでの内容をまとめておきましょう。

マーケティング<ホームページ制作の4つの選択肢比較②>

ここまで書いておいてなんですが、
例えばWebマーケティング屋さんだからデザインが弱いかと言えば、そうとも限りません。

個人的にデザインを勉強することだって出来るし、デザイナーさんと連携していることだって考えられます。Webデザイナー屋さんだって、技術的に作れる人だって同じです。

価格ももっと高いこともあれば、安いこともあるだろうし、色々とモノ申したい人もいるかもしれません。個々に違って当然なので、それを前提に最後は自己責任でお願いします。

ただ、ある程度の傾向は知っておいた方が良いので、こういった比較を材料の一つに使っても良いかと思います。改めて、4つの選択肢の比較をしてみました。

誰に頼んでも、自分で作っても良いのですが、共通して言えることは、集客・売上に役立つホームページをつくるなら、明確な目的、コンセプトを持った方がいいということです。

ホームページを作って具体的に何がしたいのか?誰に見てほしいのか?伝えるべき内容は何か? 考えることは結構ありますが、安い買い物ではない場合も多いので、失敗がないように選びたいですね!

それでは、また。

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