
日本一やさしいマーケティング基礎講座/ 関連講座を受講した方だけにご案内している『重要ポイントまとめ』ページです。
サクサクと学習理解度をチェックしながら、分からない部分や曖昧な部分をクリアにできます。
講座でお伝えした内容の中でも、
特に重要な20項目を、補足も交えつつ、講座で使った図解を使いながら、まとめていきます。
- 基礎講座を受講直後にアタマの整理
- 基礎講座の内容を別の角度から復習
- 日常業務の中で基礎を見失ったとき
・・・などの振り返り用としてご活用ください。
- STEP1重要ポイント①~⑳の【設問】を読む
それぞれ簡単な設問をご用意しているので、一瞬考えてみてください。
- STEP2内容が分かるものはスキップ
設問を読んで理解できている内容は、読み飛ばして次の項目へ
- STEP3確認する場合は 「確認しておく」 を押して復習
図解と内容の復習要点を掲載しています。
また、関連記事や追加解説も掲載しているので、興味あるものはご確認ください。
講座の中ではお伝えできなかった「関連記事」や「追加解説」も紹介している項目もあるので、楽しみながら見ていただけたら嬉しいです。
ページの最後には、さらに学びを深めるための方法もご紹介しています。
マーケティング概念の理解

最初は「マーケティング」や「戦略」という概念の全体像・構造に関する「そもそも論」的な内容です。
ここが理解できていないと、マーケティングがやたら複雑に感じてしまうので、しっかり抑えときましょう♬
POINT① 売れる仕組みの3つの原則(ルール)
【設問1】
古今東西・業種業態どんな商売でも共通する売れる仕組みを構築する 「3つの原則(3つのルール)」 が、理解できていますか?
※3つの 「〇〇設計」 とご紹介しました。
古今東西・業種業態を問わず「お客様が選ぶ立場」にあるならば、基本的にはどんな商売でも「売れる強み」「商品設計」「集客設計」の3つの要素が必要です。
それぞれ、個別に断片化して考えてしまいですが、本来はすべて連動し、同じ方向を向いている!&順番にも意味がある!ということが、正しく「売れる戦略」を組み立てるためにかなり重要です。
POINT② 一番広いマーケティング概念の全体像
【設問2】
集客はもちろん、4P=マーケティング・ミックスよりもさらに広いマーケティングの全体像を理解できていますか?
※ピラミッドのような図解でご紹介しました。
マーケティングを一番広く俯瞰して見てみると、どんな商売でも「理念」➝「戦略」➝「戦術」の順番で上から流れます。これは大企業でも個人事業でも同じです。
- こんな想い・ミッションがある…(理念)
- だから、こんな人のこんな課題を解決したい!(戦略)
- それを実現するために商品・価格・顧客接点・情報発信を整えよう!(戦術=商品設計・集客設計)
マーケティングの上流設計と呼ばれる概念的な部分から、実際にツールや媒体、商品に落とし込みカタチにしていくマーケティング・ミックスと呼ばれる部分へと流れていくイメージです。
※更に興味ある人向け
見え方が違いますが、一番有名でどんな本にも書いてあるフィリップ・コトラー教授のマーケティング戦略の組み立て方と実は全く同じです。
詳しく知りたい方は「王道のマーケティングプロセス・手順(R→STP→MM…)が失敗する理由」という記事がおすすめ
※更に興味ある人向け
マーケティングの解釈は書籍や企業によって全然違います。マーケティング部と言っても「リサーチ屋」「商品開発屋」「プロモーション屋」など様々。マーケティングの定義は大きく3つに分かれる論調があるので、その違いを知りたい方は「99%失敗?多くの企業が陥る「戦略なきマーケティング」を図解で解説!」という記事がおすすめ
POINT③ 強者の戦略と弱者の戦略の違い
【設問3】
経営資源を豊富に有する大企業のような市場の強者と、資本力やブランド力・特別な強みを持たない個人事業や中小企業といった市場の弱者では、どのような戦略の違いがあるか理解できましたか?
※大きな市場ピラミッドの中で小さく勝つ・・・というような内容でご紹介しました。

安いものを多くの人に売る薄利多売モデルの場合、「規模の経済」が働くような商売を設計する必要があり、ヒト・カネ・モノといった経営資源/資本力がある方が基本的には勝ちます。
また、同時にクレーム・リコール等の対策も必要になる場合もあり、多くの人に売る分リスクも大きくなるので、個人・中小企業には向かないと言われています。
そういった意味でも市場弱者は 「売りたい商品(バックエンド)」に繋がる商品設計が重要!
※ 更に興味ある人向け
ヒト・カネ・モノと経営資源が潤沢にあるわけではない個人・中小企業の場合、自分の強みが活きる特定のお客様に大きな価値を提供する厚利商売モデルが成果が出やすく向いています。
業務量としてどう違うのか気になる方は【図解】薄利多売 vs 厚利少売!個人・中小のビジネスモデルはどっち!?という記事がおすすめ。
POINT④ 正しく期待してもらうチカラ
【設問4】
マーケティング活動には様々な側面がありますが、本質的には「正しく期待してもらうチカラ」とお伝えしました。その内容を理解できましたか?
※期待するチカラと不安や疑問のチカラの図解でご紹介しました

お客様は商品やサービスに対して何らかの「期待感」をもった時に「欲しい!」という力が働くので、抽象度をあげて定義してすると、マーケティングとは「正しい期待感」を持っていただく活動と言えます。
期待するから欲しくなり、使ってみて期待通りなら満足、期待以下なら低評価、期待以上ならファンになる!ということです。
サイト、SNS、広告、営業、デザイン、ライティング、 すべてのマーケティング活動はお客様に『正しく期待してもらう』ための活動と言えます。
ライティング、デザイン、商品設計など日々のマーケティング活動の中で、「何が正しいのか?」「これで良いのか?」と迷ったときには「正しいお客様に、正しい期待を持ってもらえそうか?」という問に立ち返ってみるのがオススメ!
POINT⑤ 購入をブレーキをかけるチカラ
【設問5】
お客様の購買心理の性質上、購入にブレーキをかける「不安のチカラ」が必ず働きますが、このチカラについて理解できましたか?
※期待するチカラと不安や疑問のチカラの図解でご紹介しました

お客様は失敗したくないので、どんな商品・サービスでも不安・疑問といった「購入にブレーキをかけるチカラ」が働きます。基本的に価格が高い、リスクが大きい商品やサービスほど、このチカラが大きくなります。
このブレーキのチカラを小さく、期待のチカラを大きくするのが「商品設計」の役割です。また、商品設計だけではなく、集客設計でも同じように不安・疑問を先回りして潰す対策が必要になる。
ちなみに、 期待を大きくするより、ブレーキを取り除く方がカンタンに出来ることも多いので併せて覚えておいてください。
商品設計の理解

マーケティングは「価値」を提供する為の考え方ですが、実際にお客様が価値を感じるためには「商品・サービス」が必須です。
お客様の購買心理に基づいた商品の考え方を理解できているか確認しておきましょう♬
POINT⑥ 商品設計の商品の 「3つの分類と役割」 の違い
【設問6】
商品設計では、本命の商品を販売する過程で、 「3つの分類・役割」 の商品体験を準備することが大切になります。それぞれの商品について理解できていますか?
※佐藤義典氏の「プロダクトフロー」理論でご紹介しました

難しい理論を用いるまでもなく、信頼していないもの(物&者)に対して高い金額を払う人はいません。
だからこそ、 「知ってもらう」➝「信頼してもらう」➝「利益をもらう」という流れで商品を段階的に体験してもらうという趣旨です。
この流れがスムーズになるほど、期待が大きくなり、不安が小さくなるので売り込まなくても売れる!という状況をつくることができます。
POINT⑦ 商品の価格設定の間違い(信頼獲得)
【設問7】
お客様が支払う金額は「信頼の対価」のようなものです。そういった意味で、商品の金額設定でやっていはいけない設定を理解できましたか?
※マッサージ屋さんを例に少し極端な価格設定で紹介しました

お客様が支払う金額は「商品&提供者に対する信頼の対価」と同じなので、階段を意識した設定にするのがオススメです。下図の場合には、ミドルエンド「20万円」みたいな商品をつくる等の変化形もあり!
ミドルエンドの例のように、商品の展開が変わっても 「お客様の期待を大きく、不安を小さくしながら少しずつ信頼してもらう」という流れの設計を意識することが大事。
※更に興味ある人向け
それぞれの留意点は以下の通り。
あげる商品:限りなく負担感がゼロ(お金だけじゃなく時間も払っているという視点)
売れる商品:お試し価格なので、基本的には即決価格
売りたい商品:利益を出せる価格を意識しつつ、信頼の対価という視点も忘れず
POINT⑧ 商品の内容の間違い(価値の一貫性)
【設問8】
商品設計は、お客様の信頼を得ながら「期待を大きく」して「不安を小さく」する役割をもっています。その点で、商品設計の内容で間違いやすいポイントについて理解できましたか?
※マッサージ屋さんを例に少し極端な価格設定で紹介しました

商品の内容は、基本的にはどんなものでも成立しますが、それぞれの「認知・信頼・利益」の獲得というそれぞれの商品の役割を満たしつつ、 「次の商品を体験してもらうため」という全体の流れも考えながら設計していくのが重要。
あげる商品では、関係の薄い(ない)商品で「とにかく人を集める」というあげる商品の間違いは多いので注意が必要です。あげる商品は、自分の強みを評価してくれる「特定のお客様」に向けた商品にする。➝ なので「売れる強み」が曖昧だと、商品を曖昧になります。
※更に興味ある人向け
商品の内容は必ずしも「同じ系統」のものでなくてもOKです。講座内でお伝えした別の事例でも合った通り、CDやライブ・グッズなど、価値が同じであれば成立します。(お客様はCDという円盤を買っているわけではなく、そこに詰まっているタレント性やエンターテインメントを購入しているという理屈です)
POINT⑨ 市場弱者の商品設計(厚利少売の設計)
【設問9】
安い商品を多くのお客様に提供し、利益を得る「薄利多売」の商品設計ではなく、強みが活きるお客様に対して利益率の高い商品を提供する「厚利少売」の商品設計が重要です。厚利少売の商品設計について理解できましたか?

多くの個人事業・中小企業で利益を獲得する「売れる商品(バックエンド)を作らず、働けど働けど儲からないという状況に陥っていることが多い。
売りたい商品は「お客様の一番大きな悩み・課題・欲求」を満たすものが基本で、ターゲットが具体化していればいるほど、ニーズに対して狙い撃ちにしやすくなります。
その辺りの解説については、【図解&事例】マーケティングでターゲティングする3つの意味を分かりやすく解説という記事がオススメ!
尚、一回の価格は必ずしも高額じゃなくても、継続的に課金が発生するサブスク型(毎月払い)でも問題ありません。
集客設計の理解

世の中のマーケティング関連情報はほぼココの話!
それだけ集客設計は「売上」に直結する内容で重要です。お客様の視点で集客全体を捉えて、効果的に集客を行うための流れをしっかり理解しておきましょう♬
POINT⑩ 普遍的な「顧客の購買心理」の流れ
【設問10】
どんな商売でもお客様が商品・サービスを知ってから購入、利用して、ファンになるまでの流れは普遍的です。この集客の流れについて理解できましたか?


どんな商売でも、お客様は「認知」➝「興味」➝「行動」➝「比較」➝「購買」➝「利用」➝「愛情」の流れを通ります。 金額の大きさ、個人向け・法人向けの違いによって、「流れる早さ」が違うことがあっても基本的にはこの流れです。
市場という川から水を引いて、お客様を呼び込んでいくイメージです。
この流れのどこかで流出してしまうので、お客様が流出してしまう箇所を見つけて塞ぐことで効率的に集客していく考え方が集客設計の基本です。
※更に興味ある人向け
AIDMA理論やマーケティングファネルといった流れと基本的には同じ考え方だけど、佐藤義典氏のマインドフローが使いやすく、考えやすく一番おすすめです。
集客設計について、詳しく知りたい方は集客を構造化し顧客ファン化までの課題をラクに把握できるマインドフロー理論という記事がオススメ。それぞれの課題を「数値化」して管理する方法が知りたい方は、こちらの記事で紹介する本で具体的に分かります。
POINT⑪ お客様の目線で 「集客を設計」する方法
【設問11】
お客様のココロの流れを分割することで、集客の課題を見つけ、改善策を見つけることができます。この集客設計の具体的な方法について理解できましたか?



お客様の目線で集客プロセスを設計する時には、「お客様の物語」を定義して「カラダの動き」「ココロの動き」進めていくと集客の課題が明確になります。(マインドフロー理論の生みの親、佐藤義典氏が考案した理論です)
ひとくちに「認知」と言っても、広告・SNS・プラットフォーム・友人からの紹介などなど、 様々なパターン・ルートがあってそれぞれ不安・疑問に思う事が違うので対策方法が違うため。
お客様は「不安・疑問」に思ったとしても、わざわざ聞いてくれないので(売り込みされたくない、恥かしい、めんどい等)、先回りして対策しておく必要があります。
その対策を考えることで、スムーズにお客様の物語が流れるように整えていくことが重要です。
お客様の物語を定義する際に注意すること。
ひとりのお客様の、ひとつの物語にフォーカスした定義にしよう!同時に色んな集客プロセス・お客様の流れを考えてしまうと、最大公約的な抽象度の高い使えない物語が出来てしまう。お客様の物語を具体化するほど、具体的な止まる理由(不安・疑問など)が見えやすくなる。
POINT⑫ 商品・媒体・メッセージとお客様の心の流れの関連
【設問12】
お客様のココロの流れ(マインドフロー)と商品設計やお客様に情報を伝える媒体、メッセージはすべて連動して使い分けが必要です。それぞれの関係性は理解できましたか?


すべてのマーケティング活動(情報発信の媒体・ツール・販促活動・メッセージ・ライティング)はそれぞれ、お客様の心の流れに沿って組み立てていく。
いろいろと学び、媒体・ツールを使っていくと「目的」を見失ってしまうことも多いので、自分が使っている媒体・ツールの役割をこのように俯瞰してみれば、迷いが消えて利用の方向性が見えてくるのでおすすめです。
また、商品設計も同じように心の流れに沿っています。コレらすべてを、 同じ方向に向けて利用した結果、想いから一貫した体験をお客様に届け、一定のポジティブな印象を持っていただくことができるようになる。
そのことを「ブランディング」といいます。ブランディングという別の活動があるわけではないので分けて考えない方が良いです。
「マーケティング」と「ブランディング」をベツモノと考えている人が多いが、実は広いマーケティング活動の中の1つの機能としてブランディングが存在します。マーケティング思考なしではブランディングは成り立ちません。
その辺りの解説については、クイズ形式で分かるマーケティング基礎力クイズ【問9】マーケとブランディングは本当はどう違う?という記事がおすすめ。
戦略概念の理解

お客様の購買心理と同じように、戦略の本質も時代によって大きく変わるものではありません。(→戦術は超変わる)
資本力・ブランド力で真っ向勝負したら勝てない僕たち個人・中小企業の戦い方をしっかり抑えておきましょう♬
POINT⑬ 市場弱者にこそ 「戦略が必要な明確な理由」
【設問13】
資本力やブランドのない市場弱者は、市場の強い競合と真っ向勝負すると基本的には負けてしまいます。その点で、市場弱者にこそ戦略が必要な明確な理由を理解できましたか?

差別化・コンセプト・USP・バリュープロポジション…などなど、言い方はなんでも良いが、 お客様は常に一番都合の良い選択肢を選ぶので 、お客様が選ぶ理由が必要です。それがなければ、どんな商品設計・集客設計をしても効果が薄くなります。
- お客様目線で考えよう!
- お客様の立場になって考えよう
と…あらゆる本、セミナーで謳っているのは、お客様が選択権をもっているからですね。
その際の比べる相手(競合)を決めるのは「売り手」ではなく「お客様」であり、 お客様が目的達成や課題解決の手段として知り得る選択肢が本当に差別化するべき相手です。競合を誤れば戦略が謝ります。
お客様は「常に一番都合の良い選択肢を選ぶ」ということに対しての疑問。
「本当は違うのが良かったけど、人の目を気にして別のにした」という場合も、「自分が欲しいもの」よりも「人間関係や社会的評価」を優先した方が都合が良いと判断した結果なので、やっぱり当てはまります。
POINT⑭ 戦略は「3つの特定」だけ
【設問14】
様々な戦略理論・戦略フレームワークがありますが、基本的には3つを特定するということは共通です。その3つの特定について理解できましたか?

どんな市場にも強い競合(ライバル)がいて、同じような商品設計・集客設計をしても勝てないので、3つを特定することで勝手に勝てる市場をつくる考え方です。
USP、バリュープロポジションなどありますが、実はどんな差別化戦略の理論も3つを特定しているだけです。
- 特定の顧客:ターゲットの話
- 特定の価値:提供価値(顧客の目的・ニーズ)の話
- 特定の強み:差別化とかポジティブの話
👇
- 特定の顧客:車いすの人
- 特定の価値:車いすの人だからこその目的・ニーズ ※1
- 特定の強み:その目的・ニーズを満たす際に、車いすの人が評価してくれるポイント ※2
…というように「車いすの人」をお客様にするなら、ニーズも強みも「車いすの人」の目線ですべて考えていけばOKです。
※1 例:車いすのまま快適安全に髪を切る
※2 例:バリアフリー/カットや洗髪台に乗り換えしなくてOK
お客様の立場で考える!お客様の目線で考える!・・・というのは、あらゆる本に書いてあること。
しかし、「誰をお客様とするか」という特定をしなければ、 お客様によって欲しい価値、見ている価値が違うので、お客様目線になるのは不可能!「買ってくれれば、誰でもお客様だから!」という考えは今すぐ捨てるべき。誰を「お客様として商売を設計するか」がマーケティング戦略。
POINT⑮ 「戦略なき」 マーケティングの状態とデメリット
【設問15】
市場弱者が陥ると競争力がなくなり、事業の寿命を縮めてしまう戦略のないマーケティング活動の状態とそのデメリットを理解できましたか?

マーケティングは戦術的に…ではなく、戦略的に行うもの。
3つを特定せず、売れる強み(戦略・コンセプト)を作らなければ「強い競合と強制的に真っ向勝負させられ知らない間に負ける」ので上図のように、発信しても「どれも同じ」として見られてしまい、消耗してしまいます。
POINT⑯ 「戦略的な」 マーケティングの状態とメリット
【設問16】
小さな市場で一番が取れている戦略的マーケティングの状態とメリットが理解できましたか?

3つを特定すれば、「誰にとって、どう都合が良いか」が具体化していきます。
特定したお客様に見つけてもらいやすく、選んでもらいやすくなるので集客コストが激減!お客様は常に一番都合の良い選択肢を選ぶので、合わないお客様に「間違った期待」をされることがなくなり、「正しい期待」をしてくれる理想的なお客様が集まるようになります。
イメージとしては・・・
10人に「認知」➝ 理想的な5人が「購入」する
100人に「認知」➝ 合わない顧客含め5人が「購買」
戦略(差別化)設計の理解

多くの戦略ツールは「売り手目線」に陥りやすい欠点がありますが、5原則は「お客様目線」で考えやすいツールです。
特に「競合」「強み」は売り手目線に陥りやすく失敗しやすいポイントなのでしっかり抑えおきましょう♬
POINT⑰ 3つを特定するための 「戦略5原則」 の構造・流れ
【設問17】
3C分析やSTP分析でも良いですが、難しくて使いこなせない場合が多いので、みんなのマーケティングでは「戦略5原則」をオススメしています。戦略5原則の概要について理解できましたか?


5原則の順番に考えることで、シンプルにお客様目線で「3つの特定」を考えることができる。
- 特定の顧客:原則1のターゲット
- 特定の価値:原則2の目的・ニーズ
- 特定の強み:原則3の競合と比べて、どう良いかという原則4
この3つを「具体性」と「一貫性」をもって整うことで、大きな市場の中の小さな市場が見つかる。
その際には、 お客様の目的・ニーズも、競合も、強みもすべて、特定した原則1のお客様の目線で考えていくことが重要!
5原則はすべて繋がっているので、「どこかがわかれば、どこかが分かる!」「どこかが変われば、どこかが変わる!」という構造になっている。客様の立場で考える!お客様の目線で考える!・・・というのは、あらゆる本に書いてあること
- お客様が変われば、ニーズが変わる
- ニーズが変われば、競合が変わる
- 競合が変われば、強みが変わる
- 強みが変われば、お客様が変わる
POINT⑱ 「売れる強み」 と 「売れない強み」の明確な違い
【設問18】
強みにはお客様にとって関係のある(選ぶ理由)になる「売れる強み」と、お客様にとって直接関係のない「売れない強み」があります。2つの強みの違いについて理解できましたか?

マーケティング上(お客様の目線)の強みは常に相対的。
自己分析で出てくるような経験・才能・資格などは「売れる強みの素(独自資源)」にはなるが、 お客様にとっては直接的な価値がないので「売れない強み」になる。
お客様の目的(原則2)が変われば、選択肢(原則3)が変わり、その選択肢と比べて、どう都合が良いか(原則4)が伝えるべき売れる強みです。
よほど権威があったり、稀少性が高いものでもない限り、ほとんどの経験・才能・資格などは、お客様にとっては、関係も関心もなく「選ぶ理由」にならない。
ただし、そういった経験・才能・資格などがあるから、競合には出来ないお客様にとって都合の良い価値になる!というところまで落としこまれていれば、強力な武器になる。
POINT⑲ 戦略によって 「商品・集客」 が変わるという関連性
【設問19】
戦略設計・商品設計・集客設計はすべて連動して関連しています。つまり、同じ商材を扱う同じ業種でも、戦略が変われば商品設計も集客設計もすべて変わります。その関連についてチェックしてください。
※一部の講座を除き、紹介してない解説です

マーケティングの戦略とは「どんな特定のお客様に対して、商売を設計していくか?」ということ。どのような商品設計、集客プロセスの設計をすれば良いか明確になっていきます。
また、 「お客様にとって何屋さんか?」という事業の再定義が出来れば、業種・商品カテゴリを超えた商品を提供することができるようになります。
喫茶店とは違う別の事例で、この事業再定義の解説も行っているので興味ある方はあなたは何屋さんですか?お客様目線で定義すると儲かる理由とやり方という記事がおすすめ。
POINT⑳ マーケティングの本質(1番根っこの考え方)
【設問20】
マーケティングの様々な理論・フレームワーク・手法・媒体などすべて、このためにやっていると言っても過言ではありません。一番根っこの考え方、チェックしてください。
※一部の講座を除き、紹介してない解説です

マーケティング思考(お客様の視点で考える)ということが大事な理由は、常に選択権はお客様にあって、お客様は常に自分にとって一番都合の良い選択肢を選ぶから。
だからこそ、 戦略・商品・集客のすべてを、特定したお客様の視点で一貫して考えていく!というマーケティングの全体設計が必要になる。
すべてのマーケティング活動の根っこはココ!世の中には数えきれない程のマーケティングの理論、ツール・手法があるけど、この本質から外れることは絶対になく、迷った時はココに立ち返るのがおすすめ。
3つの原則 【まとめ図解】

お疲れさまでした!
最後にマーケティングの基礎設計で重要になる「3つの原則」を1枚にまとめた図解でまとめます。(講座の最後にお見せしたやつです)

【1】売れる強みの原則
マーケティング設計の一番重要なポイント。事業の方向性を決めるもの。
戦略を考える理由は、「競合(お客様の選択肢)」が必ず存在するから。競合が数多くある中で選ぶ理由がなければ、どんなマーケティングも意味がない。特に市場の弱者は「1万人のまぁ満足」ではなく「300人の大満足!」という戦い方が必要で、その為には3つを特定して勝手にTOPになれる市場を見つけること!
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【2】商品設計の原則
お客様が価値を体感するための商品・サービスで、期待を大きくして、不安を小さくするための設計が必要。信頼もしていないのに、いきなり高い商品を買う人はいないので、少しずつ信頼獲得できる商品を準備する!ここまで出来て初めて集客!
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【3】集客設計の原則
お客様が商品を体験する「知って、買って、使って、ファンになる」という流れの中で、大きな穴が空く場所から優先的に塞いでいこう!という考え方。お客様の物語を定義し、分解していくことでお客様の目線を疑似体験しながら、「穴が空く場所」で手を打つ!
さらに学びを深める3つの方法!

体系的に関連し連動している状態をお伝えしているので、基礎講座は情報量がかなり多いのですが1つ1つは決して難しいものではありません。
是非、何度も復習して身に着けてください(^^)
最後に、日本一やさしいマーケティングの 学びを深める3つの方法をご紹介します。
興味あるものがあれば、いつでも気軽にどうぞ。
①メール講座に参加
不定期のメルマガで、商売設計のヒントや気づきが得られる内容を送っています。
基礎講座ではお伝えしていない「商品設計の解説」や「チェックリスト」も含まれている「市場弱者のための商品設計の教科書」も無料ダウンロードできます。
興味ある方は、こちらからどうぞ。
②「実戦講座」に参加

基礎講座のような「構造」の話ではなく、実際に売れる戦略を組み立てていく際に使える「ノウハウ・テクニック・テンプレート」をしこたま解説していく人気の講座です。
独学なら数ヶ月~数年かかるマーケティングのノウハウ・テクニックを2時間で一気に解説します。こちらの講座については、録画もOKとしています!
実際に受講された多くの方から「他では数十万円する内容の講座」とお喜びいただいています。具体的に学べる内容や、既に受講した方の感想が気になる方は、こちらからサクっと見れます。※開催予定日に参加可能な日程がない場合は、気軽に「開催希望日」のメッセージください。
③応用・実践レベル動画

繰り返し学べる「買い切り動画セミナー集」です。
基礎から紐づいた「キャッチコピーの作り方」「ホームページの設計」「SNSの攻略」「売れるチラシの作り方」 など、応用・実践レベルのテクニック・ノウハウを動画で超やさしく解説します。コンテンツは随時追加予定!
興味ある方は、こちらからどうぞ。